大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

当院の大腸内視鏡検査の特徴は?

当院では経験豊富な内視鏡専門医の資格を持った女性医師が検査を行い、
介助する看護師も女性ですので女性の方でも安心して検査を受けて頂くことができます。
検査はおしり(肛門)から内視鏡を挿入して行います。
内視鏡は腸管の粘膜を肉眼で観察できるだけでなく、粘膜の組織を採取したり、ポリープや早期癌の切除も可能になっています。最近では内視鏡の改良や挿入方法の進歩、薬の使用により検査の苦痛もだいぶ軽減されてきています。
当院の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は通常より細い内視鏡を使用しています。(当院は11mm。通常13mm)検査の時にはお薬を使って眠っている間に検査を行いますのでストレスがなく検査を受けていただくことができます。

検査の費用

症状がある場合の病気の精査の場合は健康保険で検査を受けることができます。
値段は実際の内視鏡検査をしてみて決まります。
なぜなら大腸の中に何か病気が見つかった場合はその一部をとって顕微鏡検査で詳しくみる(生検)必要があるからです。
生検を行うと料金が変わってきます。
内視鏡検査での見た目だけではどういった病気なのかはわからないこともあり実際に一部をとって調べて初めて病気がわかることが多いのです。

また静脈麻酔を使って検査する場合には追加で1,000円程(3割負担の場合)かかりますが、より楽に検査を受けることができますのでお勧めします。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

 

保険料3割負担

(通常)

1割負担

7,000円前後

2,500円前後

生検の追加料金

(1箇所の場合)

4,000円前後

1,500円前後

検査前日と当日の流れ

検査前日

  • 夕食は消化のよい食事を21時までにお取りください。お酒は控えてください。
  • 睡眠は十分にお取りください。
  • 指示された時間に前処置薬をお飲みください。

検査当日

  • 検査当日は朝から検査が終わるまでは何も食べないでください。(高血圧や心臓病、糖尿病のお薬については医師にご相談ください)

  • 腸の中を見やすくするために、便をすべて排泄する必要があります。当日朝から便がほぼ透明になるまで腸管洗浄液をゆっくりと時間をかけて飲んでください。

 

【便がほぼ透明な水様c検査前に飲んでもよい水分】
水(ミネラルウォーターも可) お茶(煎茶、番茶、ウーロン茶、麦茶) 紅茶(砂糖、ミルクは不可)


【飲んではいけない水分】 スポーツ飲料水、乳製飲料水(牛乳、飲むヨーグルト)ジュース類、アルコール類、佐藤、固形物が入っている飲料など

当院での流れ

検査前に排尿、排便を済ませておいてください。

更衣室で検査着に着替えていただきます。

検査室には看護師がご案内いたします。

麻酔(眠くなるお薬)を入れる(静脈注射)ために点滴をいたします。

麻酔(眠くなるお薬)を入れたらお尻(肛門)から内視鏡を挿入し観察していきます。検査中に大腸の中に空気を入れて検査をします。お腹がはってきたら我慢せずにおならをしてください。

検査は20分ほどで終了いたします。

検査が終わっても麻酔のお薬が効いている間はしばらく院内で休んでいただきます。

検査後の注意

検査中に入れた空気で検査後しばらくお腹が張ったり、痛みを感じる場合があります。
トイレに行ったり、お腹をさすったりして空気を出すと痛みや張りが楽になってきます。
検査の後も自動車、バイク、自転車の運転は一日控えてください。
検査中に大腸の組織を取った場合は食事や運動に制限があります。
また、詳しく観察するために色素液をまくことがあります。
その場合は尿や便に色がつくことがあります。
検査終了時に医師や看護師から説明があります。
観察のみの場合はその後の食事の制限はありません。
お酒ものんでいただいてかまいせん。

検査が原因で他の人の病気がうつる事はありますか?

当院の内視鏡は日本消化器内視鏡学会の「消化器内視鏡の洗浄・消毒標準化に向けたガイドライン」を遵守して高水準消毒で内視鏡の洗浄・消毒を行なっております。
そのため他の人の病気がうつる事はありませんので安心して検査を受けてください。

 

内視鏡検査はつらい、苦しい経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
当院では上述のように不安に寄り添いできるだけ安心してもらってストレスなく検査をしていただけるよう努力しております。検査を受けた方がいいのか、また何か不安な点などございましたら診察時にご遠慮なく相談ください。

Q&A

 

大腸カメラは痛いですか?

11mmの細い内視鏡を使用しております。(通常13mm程度)

楽に検査をうけていただけるように麻酔(鎮静剤)を使用していますので寝ている間に検査を終えることができます。 検査中は空気をいれて観察していきますのでお腹が張ってくることがあります。
遠慮なさらずにおならをしていただくとお腹の張りがとれて楽になってきます。

検査時間はどのくらいですか?

検査時間は20~30分です。
検査が終わったあともまだ麻酔が効いていますので麻酔が覚めるまで院内で1時間程度休んでいっていただきます。

検査当日の食事は?

検査前は腸管洗浄剤を飲んでいただき大腸に残っている便を全部出してもらいますので食事はできません。
検査終了後は、組織検査をしなければいつも通り食事をしていただいて構いません。
組織検査をした場合は飲酒を控えていただき消化の良い食事を取ってください。

どういう時に検査を受けたほうがいいですか?

便に血が混じる、便秘症、下痢と便秘を繰り返す、腹痛や腹部の違和感が続く、大腸ポリープを切除したことがある、御家族に大腸ガンの方がいる方などは検査をお勧めします。
特に症状はなくてもガンが心配という方も自費で検査を受けることができます。

生理中でも検査を受けることができますか?

できれば生理終了後の方が望ましいですが、生理中でも終わりかけなら検査は可能です。
医師にご相談ください。

女性の医師に検査をやってもらいたいのですが

当院は経験豊富な内視鏡専門医資格を持った女性医師が検査を行っています。
看護師も女性ですのでご安心ください。

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