水ぼうそうのお子さんが近隣で増えています

近隣で水ぼうそうが流行しています。

水ぼうそうは水痘帯状疱疹ウィルスが感染して2週間ほどでおこる感染症です。

通常は発熱や食欲低下があり、その後24時間以内に小さな水ぶくれのような発疹が顔から全身に急速に増える病気です。およそ4日ほどで発疹は広がらなくなり、1週間ほどで枯れてきます。発疹が出る数日前から発疹が枯れるまでは人への感染力が強いため注意が必要です。特に家族内で水痘がいる場合には家族内感染が90%の確率でおこると言われているため注意が必要です。

水ぼうそうは空気感染するため同じ部屋にいるだけで空気を吸って感染する可能性があります。そのため水ぼうそうの方とはお部屋を分けるようにしましょう。特に妊婦の方や免疫が弱る病気やステロイドなどを使用している場合には感染している間は重症化する可能性が高いため同居を避けるようにした方が良いと思います。

お子さんが水ぼうそうに感染した場合には軽症ですむことが多いのですが大人で感染する場合には重症化することもあるので水ぼうそうの症状かもしれないと思った場合には一度受診するようにしてください。

また、お子さんで水ぼうそうのワクチンである水痘ワクチンを接種していない場合や大人で2回の水痘ワクチンを接種し終わっていない場合には早めにワクチン接種するようにしましょう。