来年日本高血圧学会の高血圧ガイドラインが5年ぶりに改訂される予定です。
ガイドラインとは医師が治療するに当たって参考にする指針のようなものです。
2014年の高血圧ガイドラインでは高血圧の定義は140/90mmHgでした。
その後アメリカ心臓学会のガイドラインが2017年に発表され、そこで高血圧の定義が130/80mmHgとすることを発表しました。
今回日本のガイドラインはアメリカ心臓学会の発表を受けて高血圧の定義が変更になるか注目が集まりましたが、現状通りの140/90mmHgを高血圧の定義とすることが先日発表されました。
今後もしばらくは高血圧の定義は現在のままのようです。
高血圧は動脈硬化を引き起こし脳梗塞、心筋梗塞、腎臓障害など様々な病気のリスクになり、血圧が高いほど心臓死の可能性が高まると報告されています(高血圧について詳しく知りたい方はこちら)。
普段血圧を測る機会のない方やすでに高血圧で治療されている方でも、当院で区民健診を受け血圧や血管年齢(健診を受ける方は無料で検査できます)を確認してみてください。
中島医院で医師が今後の生活についてご相談いたします。
参考資料
日本高血圧学会ホームページ
American College of Cardiology. Guideline for High Blood Pressure in Adults.