インフルエンザの方が徐々に近辺で出てきています。以下はインフルエンザになられた方のための注意点です。ご参考にされてください。
- インフルエンザにかかると平均して5日間は熱が出ます。診断された場合には自宅で休養されてください。
- またインフルエンザは他人への感染能力が高い病気です。発熱して5日間、かつ解熱して2日間(幼児は3日間)は人にうつる可能性がありますのでマスクをつけ、仕事や学校は控えましょう。インフルエンザは咳や鼻水による飛沫感染、接触感染をする病気です。周囲の人はうがい手洗いをしっかりしてできるだけ同じ部屋にいないようにしましょう。
- 多くのインフルエンザは自然に症状が良くなっていきます。しかし時に合併症を引き起こすことがあります。以下の症状がある時には受診ください。
・頭痛が強い時、意識がおかしい、異常行動(脳症)→重症になることがあります
転落などに繋がる行動がないか注意深く観察ください
・息切れや顔色が悪い時(肺炎)→重症になることがあります
・耳が痛い(中耳炎)
・鼻づまりがひどい(副鼻腔炎)
・立ちくらみ(脱水)
- 熱さましはアセトアミノフェン(商品名:カロナール、アンヒバ坐薬)をお使いください。ロキソプロフェン(ロキソニン)、アスピリン(バファリンなど)、メフェナム酸(ポンタールなど)、ジクロフェナク(ボルタレンなど)は脳症などを起こす可能性があるので使用しないでください。熱さまシートは使用しても構いません。
- 抗インフルエンザ薬を処方された方は薬の副作用(はきけ、下痢、アレルギー、皮疹、肝機能障害、腎障害など)が起こることがあります。抗インフルエンザ薬での異常行動が以前は話題になりましたが、現在は関連性は明らかでないと報告があります。薬ではなくインフルエンザ脳症による症状の可能性があります。
- ご家族にインフルエンザの方がいる場合、周囲の方はインフルエンザをもらわないための予防内服(オセルタミビル10日間内服)をする方法があります。特に妊婦の方や免疫が弱い方は重症化するため内服をお勧めいたします。ご希望の方は自費で3,500円になります。
もし何かご不明な点がありましたら中島医院までお気軽にお問合せください。