平成29年度「国民健康・栄養調査」の結果が先月厚生労働省から報告されました。
調査結果によると成人の3人に1人が高血圧(男性の37%、女性の27.8%)となっています。
この10年で高血圧患者は減少傾向との報告結果でしたが、昨年より今年は高血圧患者の割合は増えています。
また高コレステロール血症(脂質異常症)の方は成人男性12.4%、女性の19.8%が当てはまるとの報告でした。
そして糖尿病が強く疑われる方は男性18.1%、女性10.5%が該当しています。
いずれの病気も動脈硬化の強いリスクとなり、今後の脳梗塞や心筋梗塞になる可能性があります。
どの病気も症状が特に出ないため健康診断で指摘されることが多いと思いますが、診断をされるためにはまず区民健診を受ける必要があります。
中島医院でも杉並区区民健診を実施しています。区民健診受診期間は1月31日までですので早めに健診を受けるようにしましょう。
中島医院で区民健診を受けられる方はご本人の健康状態の意識を高めてもらうため無料で血管年齢を測定しています。
受診にはご予約不要ですのでそのままお越しください。その際には健康保険証、杉並区から郵送されてきた受診券、受診票をお持ちください。何かご不明な点があれば当院までお問合せ(電話03-5941-5155)ください。
一人でも多くの患者さんが健診を受けて健康で質の高い日常生活が送れるようお手伝いできればと思います。
参考資料
厚生労働省 国民健康・栄養調査(平成29年度)