ケガ
当院では一般的な小児科診療だけでなく、プライマリケア医としてお子さんのケガも診療します。打撲や擦り傷での診察も行なっております(大きなケガなどで縫う必要がある場合には外科にご紹介させていただきます)。
ケガをしたらどうしたらいいの?
まずぶつけてケガをした時には出血がしていないかどうか、ケガをしたところが腫れていないかを観察しましょう。動かせないほど痛い時には骨折を考えなければいけませんのでその場合には整形外科に受診する必要があります。擦り傷がある場合には水道水で10分ほど洗うようにしましょう。ただ水を当てて流すだけではいけません。汚れが落ちるようにしっかりとこする必要があります。痛いから汚れを落とせない時には当院で痛み止めのゼリーを使用してから洗浄しますのでどうぞご相談ください。また、傷口には消毒液は必要ありません。傷口に消毒液が入ってしまう場合にはむしろ傷口を痛めてしまうからです。
ケガしたらお風呂に入って良いの?
ぶつけて腫れている場合や出血していた場合には当日のお風呂は控えるようにしましょう。血の流れがよくなって腫れがひどくなる場合や再び出血する恐れがあります。
湿潤療法って?
ジュクジュクしている傷にはキズパワーパッドやサランラップで傷口を覆う湿潤治療が有効です。傷口から自分の傷を治すための体液が出てくるのを逃さないようにするためにシールする治療法です。毎日入浴する時に張り替えて傷口を確認するようにしましょう。ただしこの治療は最初にケガをした時に傷口に汚れがないことが必要ですので最初は湿潤療法をして良いか自己判断せず当院を受診して医師の診察を仰ぎましょう。傷口が乾いてかさぶたになったら治療を終了していただいて構いません。
傷が治るにはどれくらいかかるの?
傷口の程度にもよりますがおよそ5〜10日間かかります。傷口にばい菌が感染することがあり、その場合にはさらに時間がかかります。
たんこぶの場合にはぶつけた翌日に腫れが強くなる場合や紫色になることがありますが、たんこぶ自体は2週間ほどで消えます。
どういうことに注意した方がいいの?
自宅で湿潤療法をすれば傷口は良くなります。しかし傷口が感染してきた場合には早めにもう一度受診をする必要があります。傷口の周囲まで赤みが広る場合や、腫れや痛みが遅れて出てきた場合には感染を疑います。このような時には当院で一度診察を受けるようにしましょう。
宮前や南荻窪地区ではあまり外科の医院もないためとっさのケガを相談するところがなく大変と思います。中島医院で診察いたしますのでどうぞご来院ください。