がん検診

当院では区民健診と一緒に杉並区がん検診も実施しております。

当院で行えるがん検診は以下になります。

大腸がん

肺がん

前立腺がん

(胃がん、乳がん、子宮頸がんは行っていません)

がん検診は海外では全て行っているわけではありません。緻密な研究に基づいてがん検診をする必要があるのか、ないのかをガイドラインで提示しています。

大腸がん検診は受けた方がいいの?

大腸がん検診は便潜血という方法で検査します。検診による利益が大きく、海外のガイドラインでも毎年便潜血を受けることを推奨しています。便は2日分を検査キットでとって調べます。大腸がん検診で陽性となった方は必ず大腸カメラの検査を受ける必要があります。

肺がん検診は受けた方がいいの?

肺がんにおいては日本のがん検診は海外の標準検査ではありません。海外では濃厚な喫煙歴がある方だけにCT検査を実施しています。レントゲンでの検査では見つけられないがんも多くあるからです。日本も今後レントゲンからCTでの検診になる可能性はありますが、現状では全国的にレントゲンと痰の検査で肺がん検診を行なっています。当院ではレントゲン検査は医師2名でチェックし、さらに杉並区医師会でレントゲン確認を行っております。レントゲンでの検査で見つけられる肺がんをしっかり見つけられるよう複数のチェックを行います。

前立腺がん検診は受けた方がいいの?

前立腺がんの検査についても検査を受けるメリットがあると思います。海外のガイドラインでもご高齢の方を中心に前立腺の検査を受けるほうが良いと改訂されています。前立腺がんの検査は検査をする対象を杉並区が決めていますので受診券に前立腺がんの記載がある方のみ検査ができます。

がん検診は一部自費負担になります

がん検診の対象の方は受診券に受けられるがん検診が記載してありますのでそちらをご確認ください。ただしがん検診は自費の料金が発生します。大腸がんは200円、前立腺がんと肺がんはそれぞれ500円になります。

 

がん検診をご希望の方は区民健診受診の際にお申し出ください。杉並区が負担して検査を受けられるのはありがたいですね。調べられるがんはしっかりと調べるようにしましょう。

参考資料

日本医師会 知っておきたいがん検診(日本医師会のHPに飛びます)

杉並区HP 杉並区で実施しているがん検診(杉並区のHPに飛びます)

U.S. Preventive Services Task Force